ポジティブの教科書 著:武田双雲

 

 

ポジティブの教科書 著:武田双雲

 ☆☆☆☆書評の☆マークについて

 

ポジティブは性格ではなく技術だ!

武田双雲さんの本を読ませて頂きました。この本を読んで初めて双雲さんに兄弟がいることを知りました。しかも兄弟全員書道講師!すごい!

 

⇒目次 

 

3つの基本と11の法則

  1. 幸せを与えること。
  2. 幸せであることに「気づくこと」。
  3. 幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること。

上記は「幸せになる3つの簡単な基本」です。著者である武田さんは「たった3つだけ」と言います。この3つの基本を日頃からどれほど意識し、実践するかで幸福になれるかが決まるということです。

 

幸せを与える

まず、自分を1つのコップだとします。そして、その中に水が入っています。その水が溢れた分だけで人に与えれば、見返りはいりません。だって、溢れている分ですから。

幸せを与えるときに見返りを求めないようにするためには、常に自分のコップの水が満ちていることがひとつ。もうひとつは、溢れた分(余った部分)だけを人に与え、自分を犠牲にしてまで与えない、という心構えが大切です。

 

幸せであることに気づく

「あー、しあわせ」って何度も口にすることです。先に幸せになればいいのです。状況に関係なく幸せな気持ちで暮らすのです。結果を待つんじゃなくて、先に気持ちを幸せにしてしまうんです。

幸せになる、ではなく自分はすでに幸せである、と気づくこと。今あるものだけで十分足りている、満たされていると感じることが大事というふうに受け取りました。

 

幸せな言葉を発し、幸せな態度をとる

姿勢と気持ちは連動している、うつむいてトボトボ歩く人に、明るい気持ちの人はいない。と書いてありました。私は結構姿勢が悪いほうなので、姿勢から気を付けなきゃ!と思いました。明るい気持ちの人は明るい態度に、暗い気持ちの人は暗い態度になってしまうのでしょう。

 

 

「そうされると、僕は困るんだ」という伝え方

 

相手の非を責めたり、変化を求めるのでなくて、その行為によって「『私』がどう感じるか」を伝える方法です。(25:クレームの言い方)

 

この本の中で一番心に残った部分です。相手にその行為を辞めて欲しいとき(ここでは子供を叱る例を出しています)、ただ辞めなさい!と頭ごなしに言うのではなく、「そうされると、僕は困るんだ」という。どうして辞めなければいけないのかが幼い子供でも分かる、優しい言い方だと思います。

 

 

ありがとう100回!

ほんの小さなことにも日頃から感動し、感謝しようという本でした。水道すげー!自動販売機すげー!…という風に(笑)。確かにこんなにいろいろなことに感動・感謝していたらスーパーポジティブですね!

 

武田さんは「ありがとうを1日に100回言うとよいことが起こり始める」という文を本で見かけ、一時期は1日1000回以上ありがとうと言っていたそうです(今は言わなきゃ!と思い疲れるので辞めたそう)。

1000回ってすごいですね。レジのお会計、同僚、家族…1日の会話が全部「ありがとう」でも1000回いかないと思います。

 

私も武田さんを見習って、「ありがとう」の数を増やすことから始めてみよう!と思った1冊でした。

 

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